こんにちは、ミナカです。
投資を始めたばかりの方々にとって、投資信託を選ぶときの基準を学ぶことは非常に重要です。
その中でも特に理解しておくべき重要な要素のひとつが「信託報酬」。
この記事では、信託報酬がどういうものなのか、そしてなぜ大切なのかを解説していきます。
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託を運用する際に投資信託の運用会社が受け取る手数料のことを指します。
私たちの投資したお金を運用や管理してくれたお礼や報酬といったイメージですね。
この報酬は、投資信託の運用しているお金の総額に基づいて計算されて自動的に差し引かれます。
信託報酬を構成する要素
信託報酬は主に3つの要素で構成されています。
銀行や証券会社などの販売会社が受け取る報酬。
運用をする運用会社が受け取る報酬。
信託財産の管理を行う信託銀行などが受け取る報酬。
大まかに分けるとこのようになります。
3つあると、支払うときも3カ所に支払わなければいけないから大変なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ありません。
支払われた報酬は運用会社がまず受け取り、そこから販売会社と信託銀行や受託会社に支払われるからですね。
信託報酬の支払いはどうする?
信託報酬の支払いはどのようにすれば良いのでしょうか。
初心者の方ですと、難しいのでは…と身構えてしまいますよね。
でも大丈夫、安心してください。支払い自体はとってもカンタンなんです。
というのも、信託報酬は基準価額の中から自動的に支払われる仕組みになっています。
ですので特別何か手続きをして、といったことが必要なわけではありません。
支払われる信託報酬の計算方法
支払う信託報酬の額は以下の式で計算することができます。
信託財産×⚪︎%(信託報酬の%)×1.1(消費税)÷365
この式で求められる額が日々支払われていることになるんですね。
一例をあげると、信託報酬が1.0%の投資信託を100万円持っている場合は1日のコストは約30円になるという感じですね。
信託報酬が投資信託を選ぶ際に大切な理由
信託報酬は、投資信託を選ぶ上でとても大切な要素のひとつ。
その理由は投資リターンに直接影響を及ぼすからですね。
たとえば、年間の信託報酬が1%で、その年の投資信託の成果として5%のリターンがあった場合、私たちの手元に残るリターンは4%となります。
1%くらいと感じるかもしれませんが、5%のリターンの中の1%ということは、リターンの20%を占めているということ。結構大きいなと思いませんか?
このように、信託報酬が高ければ高いほど、同じリターンを得た場合に手元に残る額が少なくなってしまいます。
また、信託報酬は投資信託を保有している間、ずっとかかってくるコストでもあります。
ちょっとした差でも長期的に見ると大きな差になることもありますので、投資信託を選ぶときは信託報酬の%は必ず気にしておきたいですね。
信託報酬をしっかり意識しよう
投資信託を選ぶ際には、信託報酬だけでなく、過去の運用成績、運用会社の信頼性、投資戦略の明確さなど、多角的な視点から検討することが重要です。
信託報酬はそんな大切な要素のひとつ。
長期的な投資成果に大きな影響を与えるため、しっかりと理解しておきたいポイントですね。
ではでは、良い投資ライフを。